全26話をもって魔女先生は放映終了となるが、27話以降「地底人編」という幻の企画が存在した。
地底や深海に潜む怪人たちとアンドロ仮面が戦うという内容で、正夫たち5年D組のメンバーは「少年警備隊」を結成して
アンドロ仮面に協力する。
また、旗野先生は怪人やアンドロ仮面の存在を知る唯一の大人として正夫たちと共に戦う・・・といったストーリー。
「少年警備隊」の設定は、後の「少年仮面ライダー隊」の元ネタなのでは?と想像出来る。
アンドロ仮面のデザインに対する好き嫌いはともかく、当時の(男性)視聴者には衝撃的なキャラクターだった。
現在は多くの変身ヒロインが存在するが、その先駆けとなったアンドロ仮面を生み出した当時のスタッフの努力は
評価すべきだと思う。
95年に発行された講談社「変身ヒーロー大全集」によると、地底怪人編の原案は田口勝彦氏によって作成
されたとの記述がある。
今回地底怪人編の内容を当時の資料を元に要点のみまとめてみた。
残虐非道な吸血魔人クモンデス。
月ひかるはアンドロ仮面に変身し、華々しく、爽快に撃退して子供達を守り、心強い存在となりました。
しかし、新たな得体の知れない奇怪な生物、地底怪人が出現しました。
地底怪人は栄養分として地上の人々を狙っています。
月ひかるはいち早くその危険を察知しました。捕らわれた人間が地底へ連れ去られる前に、アジトを発見して
撃破しなければなりません。
そのアジトには必ず地底怪人のリーダーが一人とその手下数名がガードしています。
ひかるはアンドロ仮面に変身して苦戦しながらも知力とムーンライトパワーにより怪人を倒します。
地球のほぼ中心部にあたる所に地底王国が存在します。
彼等はその昔、一万数千メートルの深海に凄む海中生物でしたが、深海の強大な水圧により少しづつ変化し、
地底に棲息するようになり、さらに進化して地底怪人となりました。
彼等は地球内部の豊富なエネルギー資源を長い間に食いつくし、新たなエネルギー源として地上で一番上質な
動物である人間を狙っているのです。
彼等の特殊な技術は人間をカロリーの高い栄養分に変え、又捕らわれた人間は、怪人達の地下大工場の労働
力とされ、酷使されたあげくに殺されて加工されてしまいます。
地底怪人達は、最も人口の密集した東京近辺を目標においています。
地底王国の首領は次々と強力な戦士を地上に送り出す事で毎回違った怪人が登場します。
地底怪人の祖先は深海生物を想定しており、モチーフに一つ目怪人、三つ目怪人、ノッペラボー怪人、大口怪人
や、魚類、貝類、海ヘビ、タツノオトシゴ、海馬、鮫、アンコウ、ナマコ、ヒトデ、タコ、奇怪な海中植物等々。
怪人は人間を捕獲すると地上のアジトに閉じこめて、生きたまま何日もかけてその体質を彼等の栄養分に
変えます。
東西学園の生徒、男女数名で結成されます。
子供達は地底怪人の存在を知り、アンドロ仮面と協力して戦うつもりでいるのです。
メンバーは5年D組の生徒達に加え、その弟や妹たちまで次々と少年警備隊に入隊し、邪魔ばかりしますが
時には手柄を立てたりします。
隊員手帖を携帯したり、秘密の暗号を使ったりと少年特有の旺盛な冒険心に満ちていますが、時には危険に
巻き込まれる事もあります。少年警備隊の事務所は、子供達が勝手に旗野先生の自宅マンションに決めて
しまい、秘密の扉を作ったり壁に穴を開けたりして旗野先生も無理矢理子供達に巻き込まれます。
旗野先生は子供達と行動を共にするうちに、怪人やアンドロ仮面の存在を知るようになり、子供達を守って
戦います。
それまでの三枚目の線を押さえて“ひたむき”の線を伸ばした展開となります。